納骨堂と合葬埋蔵施設との違いは何でしょうか?


Q 納骨堂と合葬埋蔵施設との違いは何でしょうか?


 【納骨堂】とは、「墓地、埋葬等に関する法律」第2条の6に定められた「他人の委託をうけて焼骨を収蔵するために、納骨堂として都道府県知事の許可を受けた施設」のことを言います。

この際、施設全体としては複数の祭祀者が共同で利用しますが、遺骨はそれぞれ独立した状態で保管されることが通常です。

つまり、平たく言えば、ご希望のように、骨壺の状態で1人分ずつ遺骨を預かってくれる施設のことです。


【合葬埋蔵施設】という成語は法律上はありません。

まず【埋蔵】とは同2条の3及び4に関連して【墳墓】(要は一般にイメージされる墓)に焼骨(火葬した遺骨)を納めることを言います。

一般的に墳墓は、各々一人の祭祀者が使用権を取得し、ある個人あるいは一家など限定された死者の遺骨を納めます。

【合葬】という場合には「不特定多数の」死者の遺骨をひとつの墳墓に混ぜて納めます(当然、骨壺からは出します)。

個々に墳墓を建てるためには多くの土地が必要です。
しかし、合葬式であれば比較的狭い土地に多数の遺骨を埋蔵することができ、また管理も一括して行えるため、管理費が安価あるいは無料とされることが多く、近年需要が高まっている様式です。



1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

納骨堂と墳墓の違い

簡単に言えば、許可を出す市区町村が判断して区別するもので、確立していません。

一般的名称として、納骨堂、合祀墓、合葬墓、永代供養墓(廟)などがありますが、納骨堂と墳墓の判断は、確定しておりません。
ある市では、次の事項を元に区別しているようです。
1 建築許可申請の必要、不要
2 契約期間終了後の焼骨の移設の有無
3 施設内への参拝の可能、不可等