散骨の歴史は意外に古い

長崎県教育委員会は4日、竹松遺跡(大村市)にある弥生時代後期(2世紀ごろ)墳墓群の祭祀用の穴から、火葬した人骨を砕いてまいた跡が見つかったと発表した。仏教伝来前の日本では火葬自体が珍しく「西日本では例がない貴重な発見で、特殊な葬送儀礼とみられる」と説明している。

県教委によると、穴は縦約1・8メートル、横約2メートル、深さ約0・2メートルの楕円形。別の場所で火葬した後、数センチ程度に砕かれ、まかれていた。焼けたガラス製の小さな玉や鉄製の小刀も出土した。

県教委は死者を弔う際、墓域全体を浄化するため、特殊な儀式を行った可能性があるとみている。

長崎で弥生時代の火葬散骨発見 西日本初、竹松遺跡 より

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