納骨堂とお葬式 葬儀のフロントエンドとバックエンド

【大分県別府市に、どこの宗派でも葬儀します、お布施は結構です、戒名代もお気持ちで結構です、そのかわり納骨堂を契約してください、と言われる日蓮宗の立派なお寺があるそうです。

知り合いの話しでは浄土真宗本願寺派だったのですがお寺が県外だったので葬儀屋に相談したらそこを紹介してくれたとの事。

葬儀の時は家族が希望するならと、浄土真宗のお経をあげてもらったらしいです。

法名は、○○○法釋○○○居士との事、浄土真宗風の戒名であるとの説明だったそうです。

ちなみにこちらのお寺は大層立派な納骨堂をお持ちで最近は隣の市にも新しく作られたとの事です。

知り合いは150万の納骨堂を契約したそうです。

質問なのですが、日蓮宗のお上人様が葬儀で浄土真宗のお経をあげて問題はないのでしょうか?

戒名という時点で日蓮宗に改宗したことになったかと思うのですが、このお寺さんは信用できるものでしょうか?

知り合いからの相談で知り合いもパニックになっているようなので相談させて頂きました。】

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13117244213


ビジネス用語に フロントエンドとバックエンド という用語があります。
簡単に説明しますと、

フロントエンド…本来売りたいもののために、廉価、もしくは無料で人を集めるための商品

バックエンド…本来売りたい商品

これはフロントエンドが良いとか、悪いとかいう話ではありません。

例えば、不動産屋さんが「御来場のお客さまには「良い家を建てるには?」という冊子を無料でプレゼントします」と呼びこむ時の“無料冊子”がフロントエンドで、“家”がバックエンドということです。

無料冊子と言っても、本屋で買えば1000円くらいはする内容のものを無料で配っている場合もありますので、不動産屋さんとしてもけっこうな出費となります。

それではなぜそんなことをするかというと、その後ろ、つまり、無料の冊子の後ろに、「家」という超高額な商品が控えているから、あえて無料でも配るのです。


上記の質問者さまの場合も同じ構造になっております。

つまり、本来売りたいものは 納骨堂 で、そのフロントエンドとして、宗教的儀式を無料、もしくは廉価で売っているのです。

簡単に言うと、

フロントエンド → 葬儀の際の読経や戒名
バックエンド → 納骨堂

ということになります。

もう完全に、いかに納骨堂を売るかの商売方式になっており、これは明らかに宗教行為を逸脱していると思えてしまっても仕方ないのかなと思います。

「タダより高いものはない」とまでは言いませんが、「安いものにはそれなりの理由がある」ということでしょうね。
※納骨堂の150万円が安いとは思えませんが…。

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