新しい散骨の可能性

ヤフー知恵袋で、散骨に関する質問がありました。
※その後、すぐに行方知れず。

その方は、「遺骨は海に散骨し、海が見える私有地にお墓(遺骨なし)を建てても大丈夫か?」という質問をしていました。

墓埋法 に従えば、これはまったく問題ないでしょうね。墓埋法や刑法は、「遺骨」を問題にしているのであり、それを入れておく石に関する制約はありません。

この発想は素晴らしいですね。

今現在、散骨に関しての最大の問題点は、残された家族に故人を参るための場所がない、という心の喪失感です。

→ 人気の散骨 「お参りしたいが祈りの対象ない」と遺族痛恨の声


お墓を別で用意できれば、その問題は解決します。もちろん、遺骨は入っていないので正確には「お墓」ではありませんが。

でも、それだからこそ、可能性が広がりそうです。

墓地を作るのは、これはかなり規制があるのです。宗教法人や公益法人が、いわば特権的にその権利を有しているのが現状です。一度固まった既得権を崩すのは、ほとんど不可能でしょう。

しかし、お墓でなければ、これは民間の会社でも容易に参入できそうです。なにせ墓地ではないのですから!

海に散骨、そして、その海の見える小高い丘に「お墓(のようなもの)」…。

これからの散骨のオップションとして、大いにあると思います。

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