あのニュースで得する人・損する人 何かおかしい悪徳葬儀の話 


父の葬儀 / uka0310



「あのニュースで得する人・損する人」というテレビ番組で、葬儀に関することをやっていました。
2013年12月19日(木)放送

【葬儀トラブル】
団塊世代の高齢化によって、現在ブームになっているのが終活。
人生の最期をよりよいものにするために、死ぬ前にやっておくべき準備。
しかし、しっかり決めておかなければ、残った家族にトラブルが!
http://www.ntv.co.jp/tokuson/oa/index.html


まぁ、内容はよくある葬儀のトラブルです。
見積額が25万円だったのに、葬儀社からの請求額は、なんと100万円?!というおきまりのパターンです。

これって、はっきり言って、もう20年近く変わっていません。

見積もり安い → 請求額高い!! → 気をつけて!!!

というパターンです。

まぁ、テレビはテレビとして、娯楽ですからお決まりのパターンで、「あぁ、やっぱりね~」でも良いと思うのです。

でも、よく考えればこれっておかしくないですか?

見積額と請求額が、1桁違うなんて、そんな業界ありますか?

というと、「だからこそ、安心安全、明瞭会計のわが葬儀社へ」と誘導されます。

わたしがおかしいと思うのはここです。

すべての葬儀社が、広告宣伝で「明瞭会計。他社とは違います!」とうたっているのです。
そうであるならば、悪徳な葬儀社というのは、本当に存在するのでしょうか?

被害者がいるのですから、加害者はいる、つまり、悪徳葬儀社は確かに存在するはずです。
ブログなどでも、他の葬儀社批判をされている方は、今現在でもたくさんおられます。

ということは、広告宣伝でウソをついているというのがほとんどでしょう。

であるならばです。
どうして、名指しでその悪徳葬儀社を批判しないのでしょうか??

そこが不思議なんですよね。
あそこの「葬儀社はひどい」と知っていたり、ブログでぼやかして書いているのでしたら、実名で批判した方がこれは社会にとっても、きちんと事実を述べている葬儀社にとっても良いことだと思うのです。

見て見ぬふりをして、「あぁ、だまれさちゃった?次はうちの葬儀を利用してね」みたいな、わけのわからない態度だと思うのです。

もちろん、葬儀社間のトラブルに発展する可能性はあるでしょう。
でも、それって、それでいいんですか?

「お客さまが第一です」と言っている一方で、騙されようとしている消費者には手を差し伸べて、押しとどめようとしないなんて、二枚舌なんじゃないんですかね??

「わが葬儀社は、他社とは違って安心の料金設定です!」と胸を張って言えるのでならば、それじゃ一緒にどことどこの葬儀屋は“安心できない料金設定”なのか、合わせて教えてくださいよ。





もしも、“安心できない料金設定”の葬儀社を名指ししたら、それは誹謗中傷にでもなるんですかね?
でも、本当のことでしょ?

それもできずに、「他は高い、うちは安心」なんてうわ言をのたまっている葬儀屋は、それって結果的に業界ぐるみの談合と変わらないんじゃないんですかね??

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

私は、このテレビ番組を見て違和感を感じ、同様の感想を持った人がいるかもと思って検索したところ、こちらにたどり着きました。
すっきりしました。

C さんのコメント...

コメントありがとうございますm(__)m

同様のご意見、とてもうれしく思います。