イオンの葬儀のカラクリ
イオン! / Norio.NAKAYAMA
わたしのような葬儀業界につま先だけ突っ込んだ者でも、「イオンの葬儀」はイオンでやっていないことは、ちょっと調べればわかります。
※わたしのような葬儀業界につま先だけ突っ込んだ者
→お助け戒名ドットコムとちいさな樹木葬
イオンは葬儀の取次をしているだけで、葬儀そのものは、契約している地元の葬儀屋さんが行うことになります。
→イオンの葬儀に詳述
なぜイオンは、そうまでして葬儀の分野に進出したいのか?単なる取次窓口の手数料ビジネスで利益が上がるのか?
しかし、その裏側?カラクリ?まではさすがにわかりませんでした。
そうしたところ、定期的に読ませていただいているブログで、イオンの葬儀にふれている記事がありました。
こちら ご遺体搬送の日礼自動車です。
イオンの葬儀
http://blog.livedoor.jp/nichireij/archives/19671923.html
【】引用
【イオンの葬儀はイオンカードで支払うのを原則としているようですから、このカード流通、利用者拡大が目的のようです。
葬儀は金額もそれなりになるため、それをカード払い原則とすれば、それなりにカード流通量が増えると考えたのでしょう。】
なるほど、支払いはイオンカードでというカラクリがあったわけですね。
消費者の立場から見ると、現金払いもカード払いも、お金を払うことに変わりはありません。
しかし、お店としては、「雲泥」とまではいかないまでも、現金とカードでは少し様子が違ってきます。
1 カードの手数料
カード会社の収益は、加盟店からのカード手数料です。みなさんが、1000円のモノをカードで買った場合、その手数料として、1~5%くらいそのお店は、カード会社に手数料を払います。
葬儀費用の平均金額は120万円とも言われています。そのカード手数料が3%だとしても、3万6千円です。
葬儀社としては、これはけっこう大きな数字ですね。
2 支払いが先
現金でのお支払いの場合、その場に現金があります。当たり前です。しかし、カードでの支払いの場合、売上はあがっても、現金はすぐにはありません。
カードで支払ったお客さんの引き落としは、当月締めの翌月末払い、といった感じでしょう。加盟店としては、入金がその先になります。
つまり、翌月締めの翌々月末入金といった具合です。
これは現金が入るまで、最長で3ヶ月かかることにもなる仕組みなのです。
例えば、10月1日にカードで支払いをされると、お店側は翌々月、つまり、12月の末にならないと、その売上金が入ってこないということになってしまうのです。
葬儀業界は、今までも、今でも、たぶん、これからも「現金主義」でしょう。
それはやはり現金が一番よいからです。
そこに、「カード払い」や「葬儀のローン」というものが入ってくるスキはあるのか?みなさんはどうお考えになりますか?
イオンの葬儀が、巷間あまり聞かれないのは、こういったウラ事情もあるようです。
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