49日と49日法要


葬儀で49日といえば、亡くなってから49日目に行う仏事の供養、と思っていらっしゃる方は多いのではないのでしょうか?
しかし、49日目に「49日法要」を行うのでは、ちょっと遅いようです。


ヤフー知恵袋より

【「伯父が11月14日に亡くなり、住職が「四十九日は12月31日なりますね」と言いました。
四十九日は、1月1日だと思ったのですが、(水曜日に亡くなった後の7回目の火曜日)考え方が間違っているのでしょうか?」】

この方がおしゃるように、49日目は1月1日にあたります。
ただし、「49日の法要」の目的から考えると、先のご住職のご指摘の通りです。

【日にちの数え方は、11月14日の水曜日に亡くなったなら、毎週火曜日が七日毎となり、七回目の1月1日の火曜日が、49日となるのですが、審判される当日に、皆で集まって供養しても手遅れです。】

基本的な考えとして、49日目が、亡くなられた仏さまの「審判」の日ということになります。
そこで、その前に、親族が集まって法要をする、というのが49日法要というわけです。

ですから、きっちり「49日」に「49日法要」を行うのでは、1日遅いという計算になります。

【つまり、当日の前日、前夜に、「明日の審判では良い結果が出ますように」と皆で仏さんにお願いするのです。
これを、逮夜参りと言います。】

※逮夜参り(たいやまいり)…逮夜とは、仏教で、葬儀の前夜。また、忌日の前夜。逮夜参りとは、僧侶が逮夜に、檀家(だんか)へ行って読経すること。
goo辞書より


とは言うものの、これもどうやら地域性や宗旨・宗派で違いがあるようですから、一概にこれが正しいとは言えないようです。

しかし、基本的には「49日目」の前に行うのが、49日法要の本来の姿のようです。

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