喪服の「ガラパゴス化」


ヤフー知恵袋より

Q 喪服にも流行というものがあるのでしょうか?


Aさん
ないと思います。結婚の時に、百貨店で喪服を買いました。
その数年後に、友人のお父様がお亡くなり、お通夜にお参りした際、同じ頃に結婚した友人と、同じ喪服でびっくりしました。
いまでも、共通のご家庭で、ご不幸事があるとお揃いです。結婚暦27年です。

Bさん
あると思っています。
なぜなら買いに行ったら店員さんが最近はこういう形が流行しています、人気ですと仰っていたので。

Cさん
一般的な日常使用する服装と異なり、あまり流行に左右されないものの代表です。


和装から洋装になったりといった、何十年というスパンでの喪服の流行というものは、あるのかもしれません。
でも、、今はこの喪服が流行っている、というのは聞かれませんね。

これは一種みんなの総意ともいえる、集団行動がなせるわざかもしれません。

「喪服に流行はない」という共通認識があるため、衣料業界が「この喪服を流行らそう」と考えても、それだけの購入者が得られず、結果、同じスタイルの喪服が生き残っているということなのかもしれません。

買う人は、流行り廃りのない喪服を何年も着るものと考えて買います。ですから、これが流行っているといわれても、「はい、そうですか」と買うわけにはいきません。

購入者が喪服に求めているのは。ファッション性の誇示ではないのですから。

そのようにして、売る方も流行を売れず、買う方も無難な定番のかたちを求めている結果が現状なのでしょう。

これは、言ってみれば、喪服の「ガラパゴス化」ですね。

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