よく「土葬は、今では、法律によって禁止れています」と、まことしやかに言う人がいます。
いやいや、今でもきちんとありますよ。
※条例で禁止している自治体はあるようです。
施行の件数が、あまりに少ないのであたかも禁止されているような風潮になっていますが、そんなことはありません。
土葬の施行件数は、多くて年間に何百くらいでしょうから、ほとんどないように思われていますが、少なからず行われています。
その代表が、こちらの土葬の会でしょうね。
→土葬の会
こちらの会長さんのブログを時々拝読しているのですが、どうやら新展開があったようです。
→NO-162 絶滅寸前の土葬、その復活へなんと首都圏での分譲開始です!!
「首都圏での土葬のできるところへの要望があったのですが現状ではとても無理な状況でした。
ところが今年、首都圏の墓地の管理会社から提携の申し出をいただいたのです。
まったく、信じ難い申し出でした。
早速、打ち合わせ相談し、茨城県の現地を訪問して準備をして来ました。」
おぉ、首都圏で土葬とは、素晴らしいかどうかは別にして、新たな展開になりました。
潜在的に、土葬希望の日本人というのは多いのでしょうか?
自分としては火葬の方がすっきりしていいと思うのですが。
現実問題、土葬のネックは地域住民の理解と土葬にかかる費用でしょうね。
ただでさえ、葬儀・葬祭に関する施設、とりわけお墓に対する住民の方の嫌悪感は激しいものがあります。ですから、居住圏、つまり交通の便の良いところでの土葬となると、まずそこがネックになります。
次にあげられるのが、その費用でしょう。
火葬後のお墓と違い、一人につき一つの墓所が必要になります。それに加えて、土を掘り、埋めるという実動にかかる費用があります。
それらを霊園管理者が生業として行うには、200~300万円くらいはかかるのではないのでしょうか。
※確か、土葬の会ではそれくらいの費用でした。
少なからず、土葬希望者がいて、それを継続させようとしている人がいる。
少々お金はかかるかもしれませんが、土葬という文化の継承になっていいのではないのでしょうか。
そもそも、葬儀・葬祭というのも文化といえば、文化なのでしょうから。
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