シンプルな葬式を望む

東京新聞(2013.5.11) フリーライター 浦野美智子さんの投稿

シンプルな葬儀を望む

東日本大震災の影響もあるが、「自分もいつどこで死ぬかわからない」という気持ちになり、一年前、葬儀社に相談して、「直葬」と「散骨」の仮契約を結んだ。

直葬は亡くなった後に火葬場に直行し、葬式なしで済ませるやり方である。もちろん、お経も戒名もない。最もシンプルで低予算の方法だ。一人娘に負担をかけたくないと考えて直葬を選んだ。

当然、お墓もないが、遺骨の一部を小さな入れ物に入れてもらい、家族が持っていてくれれば十分である。死んでも心の中で生きていて、たまに思い出してもらえれば幸せというものだ。

エンディングノートや多様な葬儀の方法が話題になっている。家族や周りの人のためにも、「人生の最期をどのように迎えたいのか」「死後はどのように扱ってほしいのか」ということを、元気なうちに伝えたり、書き遺しておくことは重要なことだと思う。


以上転記


勉強のため、転記させていただいております。

こちらの方は、ライターさんということで、少し特殊なのかもしれませんね。
特集というのは、具体的に調べられているということです。

心情的には、こちらの方のように、シンプルな葬儀、そして、シンプルな葬後(=お墓のことなど)を望まれている方は多いのでしょう。

ただ、ではシンプルな葬儀って何?直葬と家族葬って?散骨、違法なのでは?などとなると、普通の人は面倒になってしまうでしょう。

でも、こちらの方のように事前によく調べて、シンプルに葬儀や遺骨のその後を実際に行うことで、次第に前例ができ、その後に続く人の道になるでしょうね。

これからの葬儀・葬祭は、直葬がメインのシンプルな葬儀+散骨+手元供養…といった具合になるのではないかと、わたしは個人的に思っております。

そういう点では、こちらの方はまさに先駆的でありますが、世間を代表している声のようにも感じられます。

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